ふざけ倒して会計士になった人

あなたが、今、このブログをみているということは、私はもうふざけてないかもしれません。

消費の罠にかかるな。値段より先にみるべきポイント

欲しいものと使いこなせるものは違う。

 

物にしてもスキルにしても、自分が欲しいと思っているものはたくさんあるだろう。

しかし、それを使いこなしてQOL(生活の質)を向上させられる/幸せを感じられるのかは別の話だ。

 

所有と責任

所有には管理する責任をともなう。

例えば、空気清浄機。いいものを買えば、メンテナンスが大変だ。除湿機能があっても、水タンクの入れ替えや、機械の中の水回りの掃除もあったり、管理責任が伴う。
この管理責任を怠ると、所有していた空気清浄機は本来の機能を活かせないばかりか、逆に空気汚染機になってしまうこともあるかもしれない。

 

また、スキルも同じである。スキルほ保有し続けるということには、維持コストがかなりかかる。

私の公認会計士資格なんか、まさにそうである。毎年会計基準は改正になるし、監査上の不正が発覚して監査品質に対して要求事項が高まる。そのため、毎年継続的にキャッチアップする必要がある。

また、監査論、企業会計管理会計、税務、会社法経営学等に対する知識を有するが、忘れない程度に復習すればよいわけではない。いざとなった時に瞬時に使える水準でなければ、世の中の事例は教科書より複雑であるため、正しい判断を導くまでに時間がかかってしまう。

この正しい判断(アウトプット)までの時間が早いことが、会計士の時間単価であり、求められる分野で人の期待に応えることができなければ次のチャンスは得られない。

ネイティブキャンプ

 

物ではなく命を扱っている感覚

何でもかんでもほしいというのは、周りの価値観に流されている。
まさに、テレビ広告やネット広告や通販番組をみて、とっさにほしくなってしまう感覚だ。
「欲しい」と思ったら、次に、「使いこなせるか・管理の苦労を許容できるか」をしっかり考えてほしい。

 

ペットや子供であれば、欲しいと思った次に、本当に飼えるか?育てられるか?一体どのくらい面倒をみる時間とコストが必要になるか?を真剣に考えるのである。
逆に言えば、物やスキルは、簡単に手に入れられる/入門できるからこそ、無駄に増えやすい。

安価で手に入る。言い換えれば自分の収入の範囲で無理なく手が届く範囲にあるものは危険である。使いこなせないものを手にしてしまっても、管理コスト(時間/保存場所)の方が逆に高くついてしまい、揃ってるのにQOL(生活の質)が向上してなかったり/幸せを享受できていなかったりする。

つまり、ちょっとしたものでも、お金を使う以上、自分の寿命から生み出した命であり、命を扱う感覚は意識した方が良い。

物を大切にできない人は、命を粗末に使ってしまうように思える。

使いこなせて、なおかつ欲しいものを買う

何でもかんでもお金があれば買った方が良いわけではない。

扱える自信があって、次にほしいと思ったものを買うのがいい。

すぐに欲しい!と思う前に、少しでも先のことを考えることで長期思考が養える。