ふざけ倒して会計士になった人

あなたが、今、このブログをみているということは、私はもうふざけてないかもしれません。

今日のつぶやき:検定対策の予備校選び

検定試験で、特に国家試験など難易度が高いものについての予備校の選び方で思うことをつぶやきたいと思います。

 

僕が、税理士試験や公認会計士試験を受け最終的に思ったことは、予備校は情報収集料ということです。これらの試験は傾斜配点があるといわれているので、受験者の正答率が高いところに多く点数が配分され、埋没問題(正答率超低いところ)は点数配分も低くなる傾向にあります。この傾斜配点という点がタネになってきます。

さらには、試験も株価のように、業界が人手不足の場合は例年より多めに合格者をとり(合格のボーダーラインが例年より低めに設定され)ます。逆もしかりです。会計士の場合は、就職氷河期には合格率5%を切ることもあり、人手不足の時は合格率15%水準になったこともあったりします。

 

公認会計士を受ける場合、予備校としてTACと大原がそれぞれ受験者の過半数程度を占めています。そのほかの予備校などを足すと実際の受験者の数100%を超えてしまうことがありますが、予備校を重複して受けてる人がいるということだと思います。

予備校は受講者を把握してるので、受験者のうち受講者が50%など宣伝になるためパンフレットに載せていることが多いです。

・基礎からしっかり通ってる人

・直前対策問題や模擬試験だけ受けてる人

などどの基準で予備校がわが校の受講者(受験者)としてカウントしてるのかわからないので一概に信用できませんが、別の言い方でいうと受験者のうち〇%は同じ情報を聞いているという情報が強いです。

 

予備校のヤマがあたったか否かにかかわらず、ここが重要と言われた部分はほとんどの人がおさえていて、重要度が低いところは後回しとテキストや問題集のなかでランク分けがされます(例えば重要度Aランク、Bランク、Cランクなど)。

なので、受験日直前までにいかにA→B→Cと深度を深められるかで合格の道が見えてきます。(カリキュラム通りに受けてれば全部一通りまわして、精度をあげる優先順位が勝手につく)

さらにテキストに書いてないものは本番の試験ででてきたとしても、これは埋没問題だ!と安心して後回しor最低限の回答で済ませることができます。

さらに、過去問分析を個人でやらなくても、予備校がしっかり分析してテキストや直前対策に反映してくれるので、分析の労力はいっさいいりません。

 

 

予備校で試験をうけるさいに僕が陥った罠があります。

・完璧主義:テキスト、問題集、答案練習すべてをおさえようと行動する

→一見心配性、保守的だと思いますが、試験のレベルが高いほど優先順位が必要です。

本番までに全論点完璧におさえてる人は合格者の上位1%程度と思ってもよいので、合格することが目標ならいかにできる範囲を広げていけるかが大切です。

完璧に覚えよう=ポケモンで全部のポケモンを捕まえて均等にレベル上げしてるようなもの。まず、ジムリーダーに勝てるようにいくつかのタイプの手持ちポケモンを鍛える感覚。

 

・何回やってもできない(覚えられない)から次の論点に進めない。

インプットもアウトプットも回転数!1論点に3時間かけるなら、3論点に3時間。テキストや問題を短期間で終わらせて何周もまわすのがいいこともあります。

1周するごとに少しずつ理解度が深まり、記憶も定着します。

覚えたけどすぐ忘れるので、何回も繰り返して、いかに忘れるまでの期間を延ばせるかとわりきってよいと思います。試験日は決まってるので、記憶に残ってる期間を逆算してインプットする。

すぐ思い出せるけど、2,3日で忘れる論点なら本番前日近くに、定着してる基本論点は1,2週間前に、応用論点で費用対効果の悪いものは思い切って捨ててしまう。など。

 

・テキストもしっかりできないから直前対策や答練は手がつけられない

→試験の直前は、直前対策>基礎答練>>>応用答練のスタンスでテキストは振り返り用。問題を解いたあと基礎知識や周辺知識を固めるためにテキストを使います。答練に出てきた論点の精度をいかに高くできるかが肝。

 

・モチベーション

→試験前だったらどんなに間違えてもラッキー!問題を解くことは間違えた(わからない)ものに対して正しい知識を入れなおせばいいだけ。解いた問題は問題ごとに①チャレンジした日付②でき具合(◎:完璧に覚えてる、〇:合ってた、△:ちょっと詰め甘かった、✖:できなかった)をメモしとくと2回目、3回目のとき、振り返りの際の優先順位がすぐにわかるのでお勧めです。✖の問題は、次の日などなるべく早めに解きなおして記憶を定着させる。△は、計算問題の場合は答えは1つなのでどんなに惜しくても0点ですが、あと一歩でできるはずなので一番労力をかけずにマスターできる論点。

完璧主義だとついつい✖に目が行きがちで△を後回しにしてしまうのですが、

 

・本番前こそ難しい問題を解く

→絶対NG本番直前こそ、基本問題と優先度の高い問題を解く。基礎問題も応用問題も1点は1点。さらに、合格ボーダーラインには受験者が密集するので基本問題1問の差が合否に直結することを考えれば、基礎をあらためて固めるべきだとおもいます。

 

・実務や現場で活かせるように勉強する。

→ある意味では大事ですが、実務と試験は違うと割り切ることも大切だと思いました。

業種によって実務で重要なところと試験は全然違ったりしますし、試験勉強の段階で実務ではこうだ!とわかるわけがないです。試験後~合格発表(~実務)までに、追加でおさえれば戦力になります。実体験ですが、試験がおわったら100%遊びに専念してしまっていましたが、せっかく知識がついてるので実務ではどうなるんだろう?とテキストを超えて興味をもったり、軽く復習したりすればよかったなと思いました。

実務で活かすための試験(検定)のはずですが、実務はPCだし試験はペーパーだしと形式から前提から違ったりします。僕はある程度できるようになると実務の視点、学術的な視点に興味をもってしまいますがそういう時間は、勉強の時間とは切り離した方が良かったりします。

 

・覚えるのが苦手

→その論点の趣旨、なぜ?(理由)という部分を理解すると意外と記憶に定着する。覚えるというよりも理解できれば、イメージが沸くので記憶の定着がスムーズになりやすいです。