映画の「プーと大人になった僕」を観に行きました。
満足度:★★★★☆
パンフレットは絵のプーさんたちも書いてあったり、プーさんの物語を振り返るのにピッタリです。
もともとそこまでプーさんが好きなわけではなく、プーさんといえば「ぼくはハチミツがたべたいなー」と言っているディズニーキャラクターというようなイメージしかありませんでした。キャラ(絵やデザイン)としては子供のころから好きでしたが、プーさんのお話は知りませんでした。
映画館で、ポップコーンと炭酸系のジュースと一緒に観る映画といえば、洋画!と自分の中で決めていて、ちょうど面白そうな洋画がコレだったのでチケットを買いました。
トーホーシネマズの売店は充実しており、いきなりステーキ味のポップコーンとファンタメロンでポップコーンセットを買い、うきうきしながら映画館に入りしました。
あらすじ
今回の主役は大人になったクリストファー・ロビンです。もともとのプーさんの舞台となる100エーカーの森のお友達の男の子です。
(100エーカーはおおよそ404,700平方メートルで東京ドーム8.7個分ほどの広さのようです。)
少年クリストファー・ロビンは100エーカーの森に住む仲間に別れをつげてから、長い年月が経ち大人になったクリストファー・ロビンは、妻のエヴリンと娘のまで輪と共にロンドンで暮らしていました。
クリストファー・ロビンは家族よりも仕事中心の生活で忙しい毎日を送っていました。週末は家族と実家で過ごす約束をしていた矢先、上司に仕事を託されてしまい休み返上を余儀なくされました。
会社と家族の板挟みに苦しむクリストファー・ロビンのもとに、かつての親友プーが訪ねてきました。
「森の仲間が見つからないんだ!クリストファー・ロビンなら見つけられるとおもって」とプーはかつてと同じマイペースな性格で何一つとして変わっていません。
クリストファー・ロビンは大人になり子供の頃のように「何もしない」をしているんだ!というようなお気楽な自分ではありません。仕事に追われるがプーさんのお願いをしぶしぶ引き受けて100エーカーの森へ行きます。
かつての仲間と再会し喜びとなつかしさを感じていましたが、仕事を思い出しふと現実に引き戻されます。
しかし、クリストファー・ロビンは「大切なモノ」をわすれてロンドンの職場に向かってしまったので大変です!
そこで「大切なモノ」を届けるためにプーさんご一行もロンドンに!!!
感想
まず初めに感じるのは、クリストファー・ロビンがたのしかった100エーカーの森の少年時代(物語の舞台)を通りすぎて大人になるということに、夢から覚めて現実に引き戻されたような衝撃がありました。
せめてディズニーの世界では「夢の中」のような空間であってほしいという気持ちがあります。この衝撃を例えると、ディズニーランド(シー)での楽しいひと時から、電車にのり現実を感じるような感覚です。
そしてクリストファー・ロビンは、厳しい学生時代や戦争を経験して大人になり、就職した会社はディズニーのような優しい雰囲気ではなく、上司からの難題に悩まされ決して楽しい職場ではありません。妻と1人娘がいるにもかかわらず家族より仕事を優先しなければならずワークライフバランスもめちゃくちゃです。
ここで、常にいら立ちをあらわにするくらい精神状態がギリギリなクリストファー・ロビンにプーさんが現れるシーン。
現実の中に夢が現れる瞬間です。ここでやっとファンタジー映画だ!とほっこりします。
マイペースでおっちょこちょいなプーさんと大人になったクリストファー・ロビンが接していくうちに徐々に少年の気持ちを取り戻していくところはとても楽しいです。
とにかくプーさん含め100エーカーの森の仲間たちは天然!はちみちを食べるプーさんや、はちみつの手でクリストファー・ロビンの顔をなでるシーンなど、思わず笑ってしまいました。
それからは、クリストファー・ロビンが気の毒なほど振り回され、人生の折れ線グラフがどん底まで落ちますが、最終的に家族の大切さを取り戻しハッピーエンドで終わるのでとても楽しかったです。
個人的には、クリストファー・ロビンの仕事の課題、20%のコストダウンを最終的に大逆転の発想で乗り切るのが爽快でした。
ディズニーらしいラストが素晴らしい作品でした!!(^O^)
「何もしない」をしていると
プーさんというほのぼのストーリーの中に
夢→現実→難題(障害)→不運→自分1人の力ではいきづまる→仲間(家族)の協力→問題解決
と物語がわくわくする要素がしっかり入っていて良い映画でした!
映画としてポップコーン&ジュースのよく合いました!ポップコーンセットで自分自身も子供心を感じられてより映画に引き込まれます。