今日のインプット。
「三菱東京UFJ・三井住友・みずほ三大銀行がよくわかる本」を読んでいてぜひ覚えたいと思った雑学です。
三菱東京UFJ銀行となった「東京銀行」の前進といえば「横浜正金銀行」です。
そんな横浜正金銀行の設立に関与していたのが早矢仕有的(はやしゆうてき)さん。
日本が明治維新を迎えたころ、いまだ外国為替取引の仕組みは整っていないことにより、日本が不利益を被るような貿易決済がたびたびおこなわれていた時代。その不利益を軽減する現金決済(正金決済)をするために作られた銀行が「横浜正金銀行」です。
貿易摩擦を解消するための銀行の設立にかかわっていた早矢仕有的さんは、もともとはお医者さんだったようですが、実はハヤシライスの考案者でもあるといいます。
僕は、「林さん」という方が考案したのかと思いましたが「早矢仕さん」はこちらの字だったようです。
さらに、驚くべきことに、いまや東京駅の顔というべき書店である「丸善」の設立者でもあります。
医者にハヤシライスに銀行に書店と実に幅広いジャンルで活躍(多角経営)しており、各々の設立1869年~1880年あたりからすでに140年ほど経った今も3大メガバンクの1つと大型書店として世間に知られる会社を生み出したことに驚きを隠せません。
みずからの生命が尽きる前に1世紀後、2世紀後にも世間から必要とされ愛されるようなものを造ってみたいものです。
早矢仕有的さんは自分の職業や得意ジャンルだけでなく、幅広い分野への興味や好奇心が旺盛だったのかとおもいますが、 その思考回路やものの考え方など著書を残していただけていたら是非拝見したかったです。
まとめ
☑早矢仕有的さんが、ハヤシライス・三菱東京UFJ銀行の前身・丸善を考案・設立!
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