しあわせな国
「世界幸福度ランキング 2018年版」で世界で一番幸せな国は、フィンランド
となりました。
日本の幸福度は54位とやや残念ですね。
フィンランドの国の特徴
フィンランドの特徴は以下のようになっています。
(メリット)
・病気になった時の治療費が無料
・大学までの学費、給食費は無料
・育児休暇制度や失業保険の充実
(デメリット)
・消費税率が最大24%
・所得税は最大50%
フィンランドは、税金は高い分、生活するうえでの心配事がすくないことが幸福につながっているようです。
まず、日本では「奨学金破産」という言葉が出るほど、教育費に苦しめられていますが、フィンランドでは大学まで無料で勉強ができるということで、社会人としてのスタートが平等ですね。
さらに、治療費が無料というのも精神的な不安が軽減される要因だと思います。
子育てや病気に対して不安がないだけで、幸福度が高いのでしょうか。
税金はとても高いですが、税金を支払う対価として生活の安全を提供されていると考えられるそうです。
日本の場合は、税金の用途が不透明であったり、社会経験の乏しい政治家たちの都合が良いように使われてしまっていることも不満かもしれません。
フィンランドの文化としては、「仲間外れをつくらない」というイメージを受けました。
社会格差は、個人の努力の証のためあって当然だと思いますが、教育・治療費と必須で起こりうる事態はみんなで(税金として)助け合うことが素敵ですね。
幸福度ランキングを通して、しあわせとは何かを改めて考えさせられます。
フィンランドをみるかぎりでは、お金の安定ではなく、精神の安定が影響しているのでしょうか。
僕は、税金を払うとなるとネガティブというかソンした気分になることが多いです。
しっかり税金の使い道を知ること、強いては、国が透明に伝えることが国民の心を満たすことになるのではないでしょうか。
日本は保守的なので、常に将来のリスクを考える文化はとても重要だと思いますが、教育内容をみるかぎりでは、お金を基準にしたものの考え方を教えてくれていない気がします(笑)
政治家は予算について討論する延長に、
「税金を支払うことにって、いかに国民の満足感を満たすのか!?」というプレゼン能力を上げてほしいと思いました。
日本は、自国の強み(メリット)をプレゼンする力を磨くだけでも、国民の士気&幸福感を上げられるのではないかと思います。
参考