ふざけ倒して会計士になった人

あなたが、今、このブログをみているということは、私はもうふざけてないかもしれません。

「15:17、パリ行き」を観て

今日は、クリントイーストウッド監督の「15時17分、パリ行き」という映画を観ました。

前に映画予告で面白そうだったので、念願の映画でした。

 

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迷い

僕はそもそも、映画に行くことへの迷っていました。

なぜか?

 

 

花粉症である。

花粉症はすべての行動に対して、感情がノーになるという恐ろしい病気である。

特に今年の花粉が恐ろしい。

花粉本来の無差別テロ的な、予測不可能のくしゃみ・鼻水がある。

これだけでも、毎年つらい。

さらに、鼻がつまる・のどの痛みである。

ここから、微熱や頭痛へ発展する可能性がある。

 

人の悪口はいいませんが、花粉の悪口はとめどなくでてきます。(; ・`д・´)

花粉で映画に集中できないのではないか!?

映画の途中でくしゃみや鼻水が止まらわなくなったらどうしよう・・・

考えただけでもとても怖い。(笑)

 

まぁ、なんとかなるっしょ。考えたら負けだ! と自分に言い聞かせ、映画館へ向かいました。

結果、映画に観入ることができたので、よかったです。

 

 

テロ-日常と非日常-

「15:17、パリ行き」から受けた感想は、人生なにがあるかわからないけど、ピンチとチャンスはコインの裏表だと思いました。さらに、テロは日常の中に、急に現れることを改めて恐怖に感じました。

 

この映画は、最後で気づいたのですが、実話をもとに撮られた話で、

驚くべきことに、実際のテロにかかわった本人が出演しているのです。

「映画」という感覚ではなく、ドキュメンタリーです。

列車でのテロ事件がメインかとおもいきや、

生い立ちと旅行といった主人公のバックグラウンドに焦点が集まります。

劇中では、後半までほほえましい主人公の日常が描かれていて、テロ映画であることすら忘れてしまうほどほのぼのした雰囲気でした。

しかし、クリントイーストウッド監督の演出は恐るべきで、テロがあるという運命を知ってしまっている僕にとっては、不安感を抱えてしまいます。

 

 

主人公は、子供時代から仲良しの3人。

その中でも、中心人物として焦点があたってるのは米空軍兵のスペンサー・ストーンさんでした。

小学校時代は問題児として、シングルマザーで手塩にかけて育てる母親をいつも困らせてる日々でした。

子供のころからの夢は、「軍隊に入って人を救うこと」。

スペンサーさんは「お前には無理だ!」といわれる体型だったにもかかわらず、1年をトレーニングや食事制限など体力づくりに当てて軍に入ります。

しかし、落ちこぼれ気味だったスペンサーさんは第一志望のパラシュート部隊には入れず、「戦争に行って、たくさんの人を救う」というビジョンが途絶えかけていました。

 

そんなか、子供時代からの仲良し3人組は、久しぶりにみんなであつまってヨーロッパ旅行をします。

このヨーロッパ旅行が、どんな旅番組よりも「実際に行ってみたい!」と感じました。

多分、思い入れのある仲良し3人組が、満面の表情でエンジョイしてるところが、実際に友達と旅行してるイメージを沸かせてくれるのだと思います。

 

ヨーロッパ旅行を満喫する中、最後に15:17パリ行きの列車に乗ります。

ここでAK47(銃)で武装した恐ろしいテロリストと遭遇します。

3人、人を救うことの憧れ、席の移動と、偶然が重なりあって、このテロを防げるのですが、すべては神様の仕業なのでしょうか?というタイミングでした。

 

リアリティを追求した映画とちがい、偶然の産物(実話)をひも解いて、物語を構成しているため、「こんなのありえない」と思うべきはずのものが、パズルのピースのようにバチっとはまって感動につながりました。

物語がほのぼのと、それでも着実に「15:17、パリ行き」の列車に乗る結末に進んでいく感覚。テロの怖さと勇気の大切さが記憶に刻まれます。

 

 

 

初映画レポート!笑

花粉のせいか、映画のすばらしさのおかげか、エンディングのスタッフロールでは、うるうると涙がでてきました!!

観てよかったです!(^^)/

運命はいつ何があるかわからない。どんな不遇でも、チャンスは一瞬。いざというときに勇気を振り絞って行動できるかは、日ごろの鍛錬だけだと思ったので、毎日を精一杯生きます♪