幸せはいつから?
幸せになりたい!と思って人生の大半を使ってきた方は多いと思いますが、幸せになれたといえますか?
そういわれると「NO」と答えてしまいます。
幸せになりたい!というと「YES」か「NO」の選択肢しかなくなってしまいます。
過程が度外視されてしまっているのです。
幸せは「YES」「NO」のどちから(which)ではなく、そのくらい(how long)で測るものなのではないでしょうか。
幸せになりたい!という思考は、目的思考です。
空海から学ぶ、幸せ
「空海 願望を実現する力」では、『まず悟りから始める』という表現があります。
富士山を幸せに例えたとき、
富士山を登りたいと思ったときに、富士山の頂上に行くことが幸せになることだと考えるのが一般的だと思います。
必死に登ってやっと頂上に達したときに、幸せを感じるでしょう。
しかし、頂上へ行けば幸せになるのであれば、ヘリコプターで送ってもらえば簡単に幸せを手に入れられることになります。
目的が頂上へ行くことであれば、自力で登ることもヘリコプターを使うことも手段でしかないからです。
あくまで、やっとの思いで頂上に登ったからいいのではないかというなら、
「よし!富士山に登るぞ!」と思った瞬間にあなたは富士山(幸せ)になっていると考えられます。
幸せに向かっているなら、1歩でも幸せであり、1,000歩でも幸せです。
『「幸せから始める」 そうなりきった時、あなたは既にもう幸せなのです。』
仕事(以下持論)
仕事も成果主義の考え方は大切ですが、進捗確認が大切です。
0か100かという目的主義ばかり追求すると、重荷になるばかりか、成果にこだわりすぎて感謝を忘れてしまうと思います。
お客さんや上司から仕事をもらった時点で、相手に安心を与えています。
信用からくる安心です。注文(お願い)した時点で満足感があるような感じです。
ただの「ゼロ」と「進捗率0%」の間には、とんでもない差があると思います。
進捗率という考え方をもつと、自分のゴールと依頼のゴールが一致してるか、一定のペースで振り返り、すり合わせを行います。
仕事は、お客さん(上司)の幸せを満たすミニゲームなのだと思います。
相手が幸せと感じる基準をゲームを通して理解するから、自分の幸せを知る機会になる。
プライベートで自分が幸せに向かう尺度をはっきり意識するからこそ、相手の幸せも予想できる。
仕事は、相手のニーズに応える裏に、相手の人生の幸せを一歩でも進めることをも含まれているのではないでしょうか。
現代は幸せ何歩目!?
今の世の中でギリギリの生活をするか、戦国時代で貴族の生活をするかだったら、今の世界の方が断然、幸せを感じると思います。
人間の幸せを極めるために、人間は文明を発達させました。
究極の幸せを感じるのは何千年後の話になるかはわかりませんが、2018年現在では、西暦0年、1000年よりも幸せのエキスが積み重なってるのではないでしょうか。
今、一瞬の頑張りが将来の人類、何億人、何十億人もの幸せに役立つと(将来価値を)考えるとハンパないです。
利他の精神とは、現代に生きる他人だけではなく、未来の他人も含まれるとしたら、僕たちの人生で成し遂げることはとても大義であると思います。
今時点の人類の幸せは何歩目なのでしょうか?そして将来人類はどこまで進めば満足する幸せにたどり着くのでしょうか?
参考